ヴィーガンでも美味しい出汁は作れる!動物性不使用の基本だしとおすすめ商品まとめ

やさしく選ぶ

ヴィーガンの食生活では「出汁選び」がとても大切。かつお節や煮干しを避けたいけど、旨みのある料理は作りたい…そんなお悩みはありませんか?

この記事では、動物性食材を使わない「ヴィーガン出汁」の種類や作り方、市販で買えるおすすめ出汁まで、初心者にもわかりやすくご紹介します。和食が好きな方や、健康志向の方にも役立つ内容です。

この記事がおすすめな人
  • ヴィーガンの出汁の種類を知りたい方
  • 動物性不使用のめんつゆ・和食を作りたい方
  • 精進料理やプラントベースの料理に興味がある方
  • 美味しいヴィーガン対応の市販だしを探している方

ヴィーガンでも使える出汁とは?

黄金の出汁

ヴィーガンの食生活では、「出汁に何を使うか」は意外と悩みどころ。普段は意識しないけれど、かつお節や煮干しなど、和食に欠かせない出汁には動物性が多く使われています。

ここでは、ヴィーガンでも安心して使える出汁の考え方と、避けたい材料について解説します。

なぜ「出汁」が重要なの?

出汁は、料理の味を決める“旨みのもと”。特に和食では、素材の風味を引き立てるベースとして欠かせない存在です。

ヴィーガンの場合、動物性の旨み(かつお節・煮干し・鶏ガラなど)を避ける必要があるため、「植物性の出汁」で旨みを引き出す工夫がポイントになります。

ヴィーガンにNGな出汁の例

気をつけたいのが、以下のような出汁や調味料。

  • かつお節入りの出汁パック
  • 煮干し・いりこベースの粉末だし
  • 魚介エキス入りのめんつゆや鍋つゆ

成分表をよく確認し、「動物性不使用」と明記されたものを選ぶのが安心です。

ヴィーガン出汁の種類と作り方【基本3選】

昆布だし

ここでは、家庭で手軽に作れるヴィーガン出汁の基本をご紹介します。

昆布だし

海の恵みである昆布は、グルタミン酸という旨み成分が豊富。やさしくまろやかな味わいで、味噌汁や煮物にぴったりです。

材料(2〜3人分)

  • 水:500ml
  • 昆布:5〜10g(5cm角程度)

作り方

水出しの場合:

  1. 昆布をサッと拭いて汚れを落とす(白い粉は旨みなので落としすぎないように)
  2. 水に入れて冷蔵庫で一晩(6〜8時間)置く
  3. 昆布を取り出して完成

煮出しの場合:

  1. 水と昆布を鍋に入れ、中火で加熱
  2. 沸騰直前(小さな泡が出始めたら)で昆布を取り出す

干し椎茸だし

干し椎茸には、グアニル酸という旨み成分が含まれています。昆布と組み合わせることで、さらに味に深みが増します。

材料(2〜3人分)

  • 水:500ml
  • 干し椎茸:2〜3枚

作り方

  1. 干し椎茸を軽く洗い、密閉容器に水と一緒に入れる
  2. 冷蔵庫で6〜8時間ほど置く(夜仕込んで朝に使うのが◎)
  3. 戻し汁をこして完成。椎茸はそのまま煮物などに活用できます

※時短したい場合は、ぬるま湯(30〜40℃)で1〜2時間でもOK。

野菜だし(玉ねぎ・にんじん・セロリなど)

洋風のスープやカレー、炊き込みご飯などにも活躍。自然な甘みが感じられ、食べやすい味に仕上がります。和風だけでなく洋風スープやパスタにも応用できるので、コンソメの代わりに。

材料(2〜3人分)

  • 玉ねぎ:1/2個(薄切り)
  • にんじん:1/2本(薄切り)
  • セロリ:1/2本(薄切り)
  • 水:800ml

作り方

  1. 材料をすべて鍋に入れ、中火で加熱
  2. 沸騰したら弱火にして20〜30分コトコト煮込む
  3. 火を止めて、ざるでこせば完成

※冷蔵庫で2〜3日、冷凍なら1〜2週間保存可能です。

市販で買えるヴィーガン対応のおすすめ出汁 5選

お味噌汁とご飯

「毎回だしを取るのは大変…」という方には、市販のヴィーガン対応出汁がおすすめ。便利さと美味しさを両立できるアイテムを紹介します。

1. オーサワの野菜ブイヨン

動物性原料を使わず、野菜本来の旨みをギュッと凝縮した「オーサワの野菜ブイヨン」は、コンソメ風の万能だしとして大活躍。玉ねぎ・にんじん・セロリ・にんにくなど、ベースはすべて植物性。酵母エキスを使用しながらも、遺伝子組み換え大豆不使用、安心して毎日の料理に使える味に仕上がっています。

さらっと溶ける顆粒タイプで扱いやすく、ピラフやポトフ、カレーやシチューの味付けにもぴったり。スープとして飲むときは、1袋(5g)を約300ccのお湯で溶かすだけで、深みのある風味が楽しめます。

2. オーサワの和風だし

「かつお節や魚介を使わずに、ちゃんとおいしい和食が作れるの?」
そんな疑問を払拭してくれるのが、オーサワの和風だしです。昆布・乾しいたけ・切干大根など、昔ながらの植物素材だけで仕上げた顆粒タイプの出汁。動物性原料・砂糖は一切不使用、素材の旨みを活かしたやさしい味わいが魅力です。

みそ汁、煮物、麺つゆ、天つゆなど、あらゆる和食にぴったり。1包(5g)で最大3人分とコスパも◎。
日々の料理に手軽に取り入れられて、自然の恵みをしっかり味わえる一品です。

3. オーサワの中華だし

「ヴィーガンでも、コクのある中華が食べたい!」
そんな声に応えてくれるのが、オーサワの中華だし。動物性原料・砂糖不使用、植物素材だけでつくった顆粒タイプの中華だしの素です。

玉ねぎや人参、セロリなどの野菜エキスに、生姜とホワイトペッパーのアクセントが加わり、奥深くキレのある味わいに。メープルシュガーでやさしい甘みもほんのり感じられ、ヴィーガンでも物足りなさゼロ◎

中華スープはもちろん、チャーハン、野菜炒め、春雨スープ、麻婆豆腐の味付けにも使える万能アイテムです。

4. ベジブロス

「ベジブロス 国産野菜のだし」は、5種類の国産野菜(にんじん・たまねぎ・白菜・セロリ・舞茸)から抽出したエキスを使用し、化学調味料・酵母エキス・動物性食材は一切不使用。オリゴ糖と伊豆大島の「海の精 焼塩」で、素材本来の風味を引き立てています。

スープや味噌汁、煮物はもちろん、洋食や中華、パスタの隠し味にもぴったり。150ccのお湯に小さじ1を溶かすだけで、コクのある野菜スープが完成します。

5. 植物派だしの素

動物性不使用・化学調味料不使用。そして、五葷(ごくん)と呼ばれる刺激の強い植物も使用せず、とことん“植物性だけ”にこだわった出汁がこちらの「植物派だしの素」です。

主原料は、椎茸・昆布・茶樹きのこ。中でも「茶樹きのこ」はアミノ酸が豊富で、味にしっかりとした深みとコクをプラスしてくれます。さらに、塩は“酵素塩”・砂糖は“甜菜糖”を使用。調味料にまで徹底したこだわりが込められています。

精進料理や禅宗の教えに基づいた食事を大切にしている方にも寄り添う、ねぎ・にんにく・にら・らっきょう・あさつき不使用のレシピ設計。

まとめ|自分に合った「ヴィーガン出汁」を見つけよう

動物性を使わなくても、美味しい出汁は作れます。

昆布や椎茸、野菜の力を借りて、やさしく奥深い味わいの料理を楽しみましょう。手作りが面倒なときは、市販のヴィーガン対応商品も強い味方に。ぜひ、毎日のごはん作りに取り入れてみてくださいね。

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