寝る時間は、一日の終わりを整え、明日を迎えるための大切な時間。
だからこそ、寝心地には、とことんこだわりたい。
そんなあなたにおすすめなのが、キングサイズの高級マットレスです。
この記事では、そんな願いを叶えるために、国内外の人気マットレスブランド7選を比較しながら、日本人の体格や住まいにも合った選び方のポイントをご紹介します。
一度寝たら忘れられない、そんな“運命の一枚”に出会うために、ぜひ、あなたの眠りの理想を叶えるヒントを見つけてください。
- キングサイズのマットレスを探している
- 高級ブランドごとの違いを比較検討したい
- 日本人の体型や寝姿勢に合うマットレスを選びたい
- カップルや家族で広々と快適に眠りたい
- インテリア性も含めて、寝室を整えたい
キングサイズマットレスとは?サイズとメリットを解説

キングサイズの大きさ・目安

キングサイズマットレスとは、一般的に幅180〜200cm・長さ195cm前後のサイズを指します。
ベッドフレームによっては「ワイドキング」「セミキング」などの表記もあり、サイズには若干の差がありますが、セミシングル+シングルの2台分ほどのゆとりある広さが魅力です。
「眠る」という行為そのものに、贅沢さと安心感を加えてくれるのが、キングサイズマットレスの魅力です。
キングサイズのメリット
広さが生み出す快適さは、想像以上。
キングサイズマットレスには、以下のような嬉しいメリットがあります。
- お互いの動きが干渉しにくい(振動が伝わりにくい)
- 圧迫感が少なく、開放的な眠りが叶う
- 高級ホテルのような上質な寝室がつくれる
- 睡眠中の無意識なストレスが減る
狭さや窮屈さを感じずに眠れることは、心の余裕にもつながります。
「自分を大切にする睡眠空間をつくりたい」という方に、ぴったりのサイズです。
高級ブランドマットレスの魅力とは?
「マットレスはどれも同じじゃないの?」
そう思っていた方が、一度高級ブランドのマットレスを体験すると、その違いに驚くはず。
ここでは、価格に見合う“価値”がどこにあるのかを見ていきましょう。
素材・構造のこだわり

高級マットレスには、寝心地や体へのサポート力にこだわった多様な素材や構造が採用されています。
ここでは、それぞれの特徴を比較しながら、どんな人に向いているかを見ていきましょう。
素材・構造 | 主な特徴 | 向いている人 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|---|
ポケットコイル | 独立したコイルが体のラインに沿って支える | 腰のサポートを重視したい人/ペアで寝る人 | 体圧分散◎/振動が伝わりにくい/寝返りしやすい | 重量があるため搬入や設置にやや注意 |
ラテックス(天然ゴム) | 弾力性と柔軟性を兼ね備えた天然素材 | 柔らかさと反発力のバランスを求める人 | 通気性◎/抗菌性あり/自然派素材 | やや価格が高め/ゴムアレルギー注意 |
低反発ウレタン | ゆっくり沈み込むように体を包み込む | 一人で眠る方/ふんわり感が好きな方 | フィット感◎/静音性◎ | 寝返りがしにくい/通気性がやや劣る |
高反発ウレタン | 反発力が強く体をしっかり支える | 寝返りが多い方/腰のサポートを重視する方 | 動きやすい/姿勢が安定しやすい | 人によっては硬く感じることも |
ファイバー(エア系) | 中空の繊維素材で通気性抜群&軽量 | 汗かきな方/清潔に保ちたい方 | 丸洗い可/軽くて扱いやすい | 体感的に少し硬めのものが多い |
多層構造(ハイブリッド) | 異なる素材を組み合わせて快適性を追求 | オーダーメイドの寝心地を求める方 | 各層のいいとこ取り/高級感あり | モデルによって個性が大きく異なる |
選び方を簡単にまとめました↓
- 寝返りのしやすさや腰への負担軽減を重視 → ポケットコイル/高反発
- 包み込まれるような柔らかい寝心地 → 低反発/ラテックス
- 清潔さ・通気性重視 → ファイバー系
- 総合的なバランス重視 → 多層構造(ハイブリッド)
このように、素材によって寝心地や性能が大きく異なるため、自分の好みや体質、寝姿勢に合ったものを選ぶことが大切です。
耐久性と投資価値
安価なマットレスが3〜5年でへたるのに対し、高級マットレスは10年以上使える設計が主流です。
中には15年・20年の耐久性を誇るモデルもあり、長期的なコストパフォーマンスは非常に高いといえます。
また、毎日使うものだからこそ、1日あたりのコストで考えると、意外と“高すぎない”自己投資になります。
1日の疲れを癒し、心と身体の調子を整えてくれる…それが上質な眠りの価値です。
ブランドの信頼性・ストーリー性
高級マットレスブランドの多くは、100年以上の歴史や哲学を持つ企業ばかり。
老舗ならではのノウハウや、熟練の職人技、日本市場に向けたローカライズなど、「ただ高いだけ」ではない価値が、しっかり詰まっています。
「どのブランドを選べばいいかわからない…」という方もご安心を。次のセクションでは、日本人にぴったりの視点で、選び方のコツとブランド比較を解説していきます。
日本人に合ったマットレスを選ぶためのポイント

キングサイズのマットレスを選ぶ際には、サイズ感だけでなく、自分の体型や暮らしに合っているかも大切な判断基準になります。
特に日本人は、欧米の体格や生活様式とは異なるため、以下の点を意識すると失敗が減ります。
体型に合った硬さ
男性と女性では体のつくりが異なり、それぞれに合う硬さも違います。
- 男性の場合:筋肉量が多く体重が重いため、沈み込みすぎない中〜高反発が◎
- 女性の場合:肩や骨盤まわりに負荷がかかりやすく、ソフト〜中反発で体に沿うものが快適に感じやすいです。
また、ペアで寝る場合は左右で硬さを変えられるタイプや、ゾーニング設計のあるマットレスも選択肢に入れてみてください。
通気性・湿気対策
日本は高温多湿の気候のため、通気性の良さは非常に重要です。
特に梅雨時期や夏場には、通気性の悪いマットレスだとカビやダニの原因になることも。
- 通気性が高い素材:ファイバー素材(例:エアウィーヴ)や、通気穴のあるラテックスなど
- 底面の通気構造:ベッドフレームとセットで通気性を確保しましょう
また、フローリングに直置きする場合は、除湿シートやすのこベッドとの併用も忘れずに。
寝返りしやすさ
寝返りがしにくいマットレスは、血流が滞り、疲れが取れにくくなると言われています。
低反発すぎるものは沈み込みすぎてしまうため、反発力が適度にあるものを選ぶのが理想です。
特に「朝起きると体が重い」「腰がだるい」と感じる方は、マットレスが体に合っていないサインかもしれません。
日本の住宅環境との相性
キングサイズマットレスは大きく、搬入できるか/設置スペースはあるかの確認も必要です。
- ドア・階段・エレベーターのサイズ
- ベッドフレームの組立式かどうか
- マットレスが一体型か分割タイプか
住環境に合わせたサイズ調整や、ツインマットレスを並べる方法も検討してみてくださいね。
【目的別】おすすめの高級ブランド7選(比較表)
ブランド名 | 特徴 | 素材・構造 | 価格帯 | 日本人向けモデル |
シモンズ | 米国発・国内製造あり | ポケットコイル | 約30〜100万 | ゴールデンバリュー プレミアム |
シーリー | 医療監修・高体圧分散 | ハイブリッド構造 | 約30〜70万 | クラウンジュエル ハイブリッド |
日本ベッド | 皇室採用・純国産 | 高密度ポケットコイル | 約30〜80万 | シルキーポケット レギュラー |
サータ | ホテル仕様・寝心地重視 | ポケットコイル | 約25〜80万 | ポスチャーノーマ |
テンピュール | 低反発の代名詞 | ウレタンフォーム | 約30〜90万 | ワンbyテンピュール |
フランスベッド | 国産・通気性◎ | 高密度連続スプリング | 約20〜60万 | キュリエスAG |
エアウィーヴ | 洗える・軽い・通気性抜群 | ファイバー | 約20〜60万 | LUXE/S-line |
日本人におすすめの高級ブランドを詳しく紹介日本人におすすめの高級ブランドを詳しく紹介
キングサイズマットレスを選ぶなら、信頼と実績のあるブランドを選ぶのが安心です。
ここでは、日本人との相性が良く、国内ホテルでも採用実績のある3ブランドをご紹介します。
シモンズ(Simmons)|ポケットコイルのパイオニア
1870年にアメリカで創業し、世界で初めてポケットコイルマットレスを開発したブランド。
1964年に日本進出し、現在は日本法人による国内製造・販売も行っています。
「振動が伝わりにくく、沈みすぎない」寝心地は、長く愛される理由のひとつです。
おすすめモデル:ゴールデンバリュー プレミアム
- 硬めの設計で腰のサポート力に優れる
- 寝返りしやすく、沈み込みすぎない寝心地
- 国内ホテルでも多数採用の人気モデル
採用ホテル(一部)
- 帝国ホテル 東京(特別階)
- パレスホテル東京
- ロイヤルパークホテル ザ 汐留
- ホテルメトロポリタン仙台イースト
シーリー(Sealy)|整形外科医監修の理想的な寝姿勢
1881年にアメリカで創業し、整形外科医と共同開発した独自構造「ポスチャーテックコイル」が特長。
日本法人「日本シーリー」は愛知県で製造を行い、日本人の体型・住宅環境にも配慮した設計がされています。
おすすめモデル:ホテルスタイルシリーズ
- 「家でもホテルの寝心地を再現したい」というニーズにマッチ
- 実際に高級ホテルで採用されている仕様を再現したモデル
- しっかりとした構造+ボリュームのある詰め物
採用ホテル(一部)
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- ホテル椿山荘東京
- 大阪マリオット都ホテル
- セントレジスホテル大阪
日本ベッド|日本人のための熟成マットレス
1926年創業の純国産ブランド。
「睡眠は文化」という理念のもと、日本人の体型・寝姿勢・気候に合わせて設計されており、職人による丁寧な製造が魅力です。
皇室や一流ホテルでも採用されており、信頼性は抜群です。
おすすめモデル:シルキーポケット レギュラー
- 約1200個の高密度ポケットコイルが体をきめ細かくサポート
- 硬さはソフト・レギュラー・ハードの3種から選べる
- 通気性が高く、蒸れにくい設計で日本の気候にもマッチ
採用ホテル(一部)
- 帝国ホテル 東京
- ホテルオークラ東京
- ホテルニューオータニ
- 星野リゾート OMO シリーズ
- ザ・キャピトルホテル 東急
この3ブランドは、日本での実績・サポート体制・品質管理の面でも安心できる選択肢です。
「どれにしようか迷う…」という方は、気になるモデルが採用されているホテルに実際に宿泊し、“寝比べ体験”をしてみるのもおすすめです。
後悔しないためのチェックポイント
高級マットレスは「買って終わり」ではなく、10年以上付き合っていく“暮らしのパートナー”です。
だからこそ、購入前に確認しておきたいポイントをしっかり押さえておくことで、後悔のないお買い物につながります。
ここでは、満足度の高いマットレス選びのために重要なチェック項目をご紹介します。
実際に「寝てみる」ことが大切
マットレスは、スペックや口コミだけでは本当の寝心地を把握するのが難しい製品です。
とくに硬さの感じ方や寝返りのしやすさ、フィット感などは個人差が大きく、数字では測れません。
そのため、可能であればショールームや取り扱い店舗で、実際に試し寝をすることが大切です。
また、ブランドによっては、短期のレンタルサービスや返品保証制度を用意している場合もあります。
自宅の環境でじっくりと寝心地を確認したい方には、こういった制度を活用するのもおすすめです。
「硬いと思ったら意外と沈みすぎた」「柔らかそうに見えたけど腰が支えられない」などのミスマッチを防ぐには、体感がいちばん確実です。
搬入経路と設置スペースの確認
キングサイズマットレスは、想像以上に大きく、搬入経路の確保が必要なアイテムです。
特に戸建ての2階、マンションの上階、エレベーターのない住宅などでは、階段や廊下の幅が足りないと、そもそも部屋に入らないケースもあります。
また、エレベーターのサイズや使用の可否も要チェック。
ホテルのような広さを自宅に取り入れるには、空間的なゆとりと搬入導線の確認が欠かせません。
もし不安がある場合は、あらかじめ図面を確認し、寝室までの経路を実測しておくと安心です。
あわせて、ベッドフレームやマットレスが分割式になっているかどうかも確認しましょう。分割式であれば搬入がしやすく、引越しや模様替えの際にも対応しやすくなります。
保証期間・メンテナンス体制を確認
高級マットレスは一般的に耐久性が高く、10年以上使用できるものが多くあります。
ですが、それだけ長く使うものだからこそ、万が一のための保証やサポート体制が整っているかも重要な判断基準になります。
具体的には、まず保証期間が何年か(多くは10年)を確認しましょう。
そのうえで、マットレスのヘタリや凹み、スプリングの破損などに対して、どこまで保証が適用されるかも注目ポイントです。
さらに、購入後に必要になるかもしれない、交換・修理・クリーニングの可否や対応方法もチェックしておくと安心です。
ブランドによって保証内容やメンテナンスの対応範囲には違いがあるため、「長く快適に使い続けられるかどうか」という視点で比較してみてください。
まとめ|キングサイズ×高級マットレスは「暮らしの質」を上げる自己投資
眠る場所は、人生の1/3を過ごす場所。
パートナーとの距離感がちょうどよくなり、心地よく眠れる。だからこそ、あなたの体と心に寄り添う“特別な一枚”を選びたいものです。
キングサイズ×高級ブランドマットレスは、
その広さと上質さで、毎日を豊かにしてくれる“暮らしのベース”。
「よく眠れるから、今日も頑張れる」──そんな前向きな日常を支えてくれます。
まずは、気になるブランドやモデルをチェックして、理想の寝心地との出会いを楽しんでみてくださいね。
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